うつ・自殺の背景にある問題
2005-06-20


朝日新聞の連載記事「死ぬな! 自殺3万人時代に」が、10日に終わったが、19日、「読者の投書から」が掲載された。
 一方、同日「自殺予防 44都道府県市が施策」の記事が掲載された。
 この中で、他の国では「うつ病対策はごく一部」として、いかにも、うつ病対策だけではだめだというような論調のコメントがある。今は、時間がないので、詳しくは、論じないが、このようなことをいう人は誤解している。種々の出来事、原因、社会の仕組み、エゴイズムから、うつ病、自殺がおきるから、そのような背景までも視野に入れて対策をとれ、というのが、「うつ病対策」なのである。これまで(今なお)は、精神科医中心に、「うつ病は必ず治る。医者に行け」という。これだけではだめだ、もっと、広範なうつ病対策が必要である、というのが、「うつ病対策」である。薬物療法だけでは不十分なうつ病・自殺にどう対策をとるのか、である。

 「読者の投書から」の記事では、読者の体験が掲載されているが、ここでも、薬物療法だけでは不十分だということをみたい。

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[「死ぬな!」新聞=自殺防止対策]
[うつ病・自殺]

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